独断と偏見で選ぶスキルフルな男性ラッパー１５人
最近は真面目な記事が続きます
なんだか最近はふざけがないです
洋楽ラップ聴きたいけど
何聴けばいいかなーって人向けに
色々紹介します
なるべく初心者向けのポップ寄りのラップを集めましたが
ガチガチのヒップホップのやつもあるので
気に入ったものを聴いていただけると
暇つぶしになるかなと思います
男性ラッパー仕分けをします
今回は「スキル」重視で仕分け
スキル(10点)+知名度・評判(5点)+独創性(5点)
20点満点で15人のラッパーを選別しました
評価基準は以下の通り
<スキル>
・フロウ(歌い回し)に独自性があるか
・ライム(韻)の量
・声質などを基にしたラップとしての聴きごごち
・オートチューン(音声加工)の有無
<知名度・評判>
・アルバムなどの売り上げ
・SNSのフォロワー数やPVの再生回数など
・ヒップホップ界における権威の高さ
<独創性>
・ラップや声質が単調でない
・他のアーティストとコラボしても印象に残りやすい
1位 Kendrick Lamar (ケンドリック・ラマー)
ヒップホップ業界を牽引する最前線のアーティスト。映画のサウンドトラックを担当するなど幅広い活動を見せる。
スキル 10点/10点
知名度・評判 4.5点/5点
独創性 4.5点/5点
計 19点/20点
Kendrick Lamar - ELEMENT.
新アルバム“DAMN.”に収録されている彼のスキル・魅力が詰まった一曲。
Jasmin V - That’s Me Right There ft. Kendrick Lamar
ジャスティン・ビーバーのヒット曲“Baby”で彼女役を務めた“ジャスミン・V”の曲。ヒップホップ感の強いビートは彼のラップを強調し、ジャスミン・Vと同等の存在感を放つ。
2位 Logic (ロジック)
オートチューンに頼らない才能重視のラップで首尾一貫した韻が心地良い。
スキル 10点/10点
知名度・評判 3.5点/5点
独創性 5点/5点
計 18.5点/20点
Logic - 1-800-273-8255 ft. Khalid, Alessia Cara
「自殺」を切り口に書かれた、現代社会に一石を投じる内容で大ヒット。彼を代表する曲である。
Alessia Cara - Here (Remix) ft. Logic
ディズニー映画の主題歌を担当した“アレッシア・カーラ”の有名曲をリミックス。最初から最後まで「い」の母音で韻を踏み続ける驚異のスキルを魅せる。
Tell me they love it, they want me,
they need me
Surrounded inside of this room by the gritty
It seems like these women is needy
But all they've been wantin' and needin' is money
※太字が韻を踏んでいる単語
ゆっくり口ずさんでもリズムが取れる不思議な歌詞です、さすがとしか言いようがありません。
自伝映画“8 Mile”が作られるほどの人気を誇る、バイタリティ溢れるレジェンドラッパー。
スキル 9.5点/10点
知名度・評判 5点/5点
独創性 3.5点/5点
計 18点/20点
Eminem - Rap God
2014年時点で「最もワード数の多い曲」でギネス認定されている。４〜５語/秒という、驚異的速度。
Yelawolf - Best Friend ft. Eminem
ネイティブ・アメリカンの血を継ぐラッパー“イェラウルフ”とのコラボ。韻を着実に踏みながらも力強いラップが印象的。
4位 Kanye West (カニエ・ウエスト)
「Taylor Swiftとヤった」「2020年の大統領選に出る」といった発言で話題を起こすお騒がせインフルエンサー。キム・カダーシアンの夫。
スキル 7.5点/10点
知名度・評判 4.5点/5点
独創性 3点/5点
計 15点/20点
Kanye West - Mercy ft. Big Sean, Pusha T, 2 Chainz
濃い面子だが、やはり一番盛り上がりを見せるのはカニエ・ウエストのヴァース。
Rihanna, Kanye West, Paul McCartney - FourFiveSeconds
シンガーでありモデルの“リアーナ”と、ザ・ビートルズの“ポール・マーカットニー”を迎えた前代未聞のコラボ。ラップだけでなく歌唱力にも定評がある。
4位 Jay-Z(ジェイ・ジー)
麻薬の売人から成り上がった「正統派」なラップスタイルを貫くラップ界の王。歌姫ビヨンセの夫。
スキル 8点/10点
知名度・評判 4.5点/5点
独創性 2.5点/5点
計 15点/20点
Jay-Z - Empire State Of Mind ft. Alicia Keys
“アリシア・キーズ”とジェイ・Zのコラボは他の追随を許さないベストコラボ。サンプリングされている曲はLove On A Two Way Street。
Linkin Park - Numb/Encore ft. Jay-Z
多くのアーティストが2017年に死を追悼したチェスター・ベニントン。彼が所属していた“リンキン・パーク”というロックバンドは日本・海外でも共に知名度が高く、ジェイ・Zとのコラボは世界を驚愕させるものであった。
5位 Snoop Dogg (スヌープ・ドッグ)
活動が控えめになったものの、衰えを見せないレジェンド。マリファナブランド“Leaf By Snoop”のファウンダー。日本のシンガーAI(アイ)ともコラボ。
スキル 7点/10点
知名度・評判 3.5点/5点
独創性 4点/5点
計 14.5点/20点
Snoop Dogg - California Roll ft. Stevie Wonder, Pharrell Williams
今や日本の英語教育用教科書にも載っている産まれながら目の見えないレジェンドシンガー“スティービー・ワンダー”と、Happyでお馴染みの“ファレル・ウィリアムズ”と肩を並べる。知名度はここからも明らかである。
PSY - Hangover ft. Snoop Dogg
江南スタイルで人気を誇った韓国を代表するトップシンガー“サイ”とのコラボ。K-POP独特のサウンドにも流されないスキルは必見。
6位 Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ)
圧倒的存在感を誇るラップで印象付けられるピッツバーグ出身の大人気ラッパー。
スキル 6点/10点
知名度・評判 3.5点/5点
独創性 3.5点/5点
計 13点/20点
Wiz Khalifa - See You Again ft. Charlie Puth
『ワイルド・スピード』撮影中に起きたポール・ウォーカーの死亡事故を追悼するために作られた曲。“チャーリー・プース”のチル・サウンドとウィズ・カリファの哀愁溢れるラップの切り返しが斬新。
Maroon 5 - Payphone ft. Wiz Khalifa
人気男性グループ“マルーン5”とのコラボ。日本テレビの満天☆青空レストランで一時期流れていたこともあり日本でも知名度が高い。ラップ自体は短いもののインパクトが強く聴き応え抜群。
7位 A$AP Rocky (エイサップ・ロッキー)
ラップグループ“A$AP Mob”で最も注目を集める軽快なラップを特徴としたラッパー。
スキル 7点/10点
知名度・評判 3点/5点
独創性 3点/5点
計 13点/20点
A$AP Rocky - Fuckin’ Problems ft. Drake, 2 Chainz, Kendrick Lamar
エイサップ・ロッキーの軽快なラップが心地良く耳に入る。豪華メンバーのマイクリレーは必見。
Selena Gomez - Good For You (Remix) ft. A$AP Rocky
ディズニー歌手でジャスティン・ビーバーの元彼女“セレーナ・ゴメス”。正反対の歌手である二人が合わさることで、原曲にはない妖しげな雰囲気が生まれる。
8位 Big Sean (ビック・ショーン)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ)との恋愛が噂されていたイケメンラッパー。飛び抜けた才能で他の追随を許さない。
スキル 7.5点/10点
知名度・評判 2.5点/5点
独創性 2.5点/5点
計 12.5点/20点
Coldplay & Big Sean - Miracles
クリーンな印象のイギリスの有名ロックバンド“コールドプレイ”に合わせた、爽やかで綺麗なラップ。
Halsey - Alone (Remix) ft. Big Sean, Stefflon Don
変化のあるラップで聴いてて飽きない。Closerで有名な“ホルーシー”と、他にはない癖のあるラップで印象付ける女性ラッパー“ステフロン・ドン”とのコラボは『ラップとポップの融合』において良い成功例である。
8位 T.I.(ティー・アイ)
ギャングスタ・ラップを体現する「南のラップ王」「南のJay-Z」。サウス・ヒップホップの手本。
スキル 8点/10点
知名度・評判 2点/5点
独創性 2.5点/5点
計 12.5点/20点
T.I. - Live Your Life ft. Rihanna
「恋のマイアヒ」をサンプリングしたリリックにT.I.独自の世界を展開していく。“リアーナ”の力強いサビと相まって「恋のマイアヒ」とはまた違う印象を与える。
Robin Thicke - Blurred Lines ft. Pharrell Williams, T.I.
マーヴィン・ゲイの音源の盗作疑惑があったが、YouTube Rewind 2013で使われる、日本版PVではAKB48が参加するなど世界的にヒット。
9位 G-Eazy (ジー・イージー)
ラッパーという雰囲気を出さない、モデル顔で男性ラッパー史上最もクールな男。しかし、韻を綺麗に踏む「正統派」のスタイル。
スキル 7点/10点
知名度・評判 2点/5点
独創性 3点/5点
計 12点/20点
G-Eazy - No Limit ft. A$AP Rocky, Cardi B
エイサップ・ロッキーに加え、急上昇中のフィーメールラッパー“カーディ・B”を客演に迎えるが、それでもなお異色の才能を放つ。存在感の強さに圧倒。
Grace - You Don’t Own Me ft. G-Eazy
映画『スーサイド・スクワッド』の劇中歌にも使われた。彼はラップだけでなく容姿でもポイントを稼ぐ、他のラッパーにはない能力を持つ。
10位 ScHoolboy Q (スクールボーイQ)
ケンドリック・ラマーと並ぶ西海岸の人気ラッパー。癖のあるラップで中毒性が高い。
スキル 6点/10点
知名度・評判 1点/5点
独創性 4.5点/5点
計 11.5点/20点
ScHoolBoy Q - Collard Greens ft. Kendrick Lamar
リズミカルかつ癖のあるラップはまさにScHoolBoy Q節。ケンドリック・ラマーのヴァースも必聴。
Tinashe - 2 On ft. ScHoolboy Q
“ティナーシェ”の独特の音楽スタイルとシナジー効果が発揮されている。他のラッパーに比べ歌詞が攻撃的で、大麻などの薬物表現を直接的にしている。
Drunk than a b---h
酔ったオンナに
high on that Mary Jane
メリー・ジェーン(マリファナ)でハイになる
10位 Kid Ink (キッド・インク)
Usher(アッシャー)やChris Brown(クリス・ブラウン)などの人気R&Bアーティストからの評価もアツい。
スキル 6.5点/10点
知名度・評判 1点/5点
独創性 4点/5点
計 11.5点/20点
Kid Ink - Body Language ft. Usher, Tinashe
R&Bシンガーの“アッシャー”と女性シンガー“ティナーシェ”のサビに乗っかる、キッド・インクの聴き応えのあるラップは「ボディー・ランゲージ」のセクシーさを巧みに表現している。
Little Mix - Touch (Remix) ft. Kid Ink
大人気ガールズグループ“リトル・ミックス”の人気曲でコラボレーション。原曲にはないリズム感がアクセント。
11位 Tyga(タイガ)
Kendrick Lamarと同じコンプトン出身、Drakeなどを抱える大手レーベルYoung Moneyの実力派ラッパー。
スキル 6点/10点
知名度・評判 1点/5点
独創性 4点/5点
計 11点/20点
Tyga - Molly ft. Wiz Khalifa, Mally Mall, Cedric Gervais
ガチガチのラップでラップ好きのリスナーの心を鷲掴み。Siriボイスをサンプリングしているあたりも興味深い。
PSY - Gangnam Style (Diplo Remix) ft. 2 Chainz, Tyga
EDMの重鎮“ディプロ”がプロデュースする江南スタイルのリミックス。原曲の主旋律を汲み取ったアレンジはラップとの相性が良い。
12位 Drake (ドレイク)
カナダの学園ドラマのキャストから超売れっ子ラッパーへ転身。昔はポップ寄りな曲が多かったが、最近の曲はガチガチのヒップホップ・サウンドが特徴的。
スキル 5点/10点
知名度・評判 3.5点/5点
独創性 2点/5点
計 10.5点/20点
Drake - God’s Plan
ドレイクの最新曲にしてかなりのヒット曲。緩めのラップが特徴的。
Rihanna - Work ft. Drake
“リアーナ”のセクシーな歌声を活かし、落ち着きのあるラップで統一感を出した作品。
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